餌付けは、なぜいけないのでしょう?
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餌付けって楽しいですよね。
魚がいっぱい寄ってきて自分の手から餌を食べてくれるのは嬉しいものです。
これは魚に限らず他の動物でも一緒だと思います。
シュノーケリングツアーに参加されるお客さまでも朝食のパンとか日本からわざわざソーセージを買って持ってきたり
する方がいます。その中には私が食べたいようなものもたまにあったりします(笑)
餌を持って来られたお客様には「餌付けが良くない理由」をお話してほとんどの場合自主的にやめていただいていますが、
ではいったい餌付けの何が良くないのでしょうか?具体的に考えてみましょう。
ヤシダイブでも昔は餌付けしていた時期がありましたが、10年位前から餌付けには
反対の立場をとっています。
魚が人を襲うようになる
第一に挙げられるのは自分自身を危険にさらすことになるという点です。
餌付けに慣れた魚たちは我先に餌をもらおうとしてかなり攻撃的になります。
あなたが餌を持っていなくても人間を見ると餌を持ってると思って寄って来るようになり、
ソーセージとよく似た指は噛みつかれること多いです。

ちなみに私自身何度も噛まれています。 小さな魚ならまだしも大型の魚や、ウツボなどはかなり危険で場合によっては
傷口を縫わなければならないほどのこともあります。
これは浅い所でも十分あり得る危険性です。 自然の魚はこうはなりません。
餌には魚にとって有害な物質が多く含まれる
人間が食べるものにはいろんな化学物質が混ざっていますね。
人間には許容範囲の物質・量かもしれませんが
魚にとっては有害なものも多く含まれ、それによって魚の体質や遺伝子は変る恐れがあります。
生態系を壊す恐れが大きいと言えます。
強い魚、大型の魚が集まってくる
自然の中では「強いものが勝つ」わけですが、餌があれば大きな魚も集まってくるようになり本来のその水域の
バランスがいろいろな意味で崩れ始めます。
またそこに住んでいた小さな魚や弱い魚は岩やサンゴの陰に隠れて出てこなくなり、
本来見れたであろう魚が見れないかもしれません。 最終的にあなたが見れる魚の数が減るかもしれません。
狭い範囲に多くの魚が住むようになり環境に悪影響を与える
例えば、この写真はマニャガハ島近くのラグーンでツアー中の観光用潜水艦ですがこの周りになぜこんなに魚が
集まっているのか?
普通、潜水艦が来ただけでは魚は集まりません。潜水艦の周りに(海上のボートから)
餌を撒いているから魚が集まるようになったのです。 潜水艦のスクリュー音を聞くだけで魚は無我夢中で集まって来ます。
自分で餌をとらなくなる
ご飯をちゃんと運んでくれる人が居れば誰も働かないですね?(笑)
海の中でも同じで、餌付けに慣れた魚は自力で餌を取ることを忘れてしまい、
最後には自分たちでは生きられなくなるかもしれません。
この写真はモルジブのある島でしているエイの餌付けです。 すごい迫力でしたけど・・・。
サメまで寄って来る
これはマニャガハ島の桟橋から撮った写真ですが、 ボートを待っている間に見た方も多分多いのではないでしょうか?
小さい子供のサメが多いときは10匹以上集まってきます。
結論を言えば、自然のままの姿で見るのが一番。
餌は無くても魚はいっぱい見れます。
(2007.10.25最終更新)
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